大好きな場所

初めての開業以来、専従者として国王に使われてきました。


それほど忙しいというわけではなかったのですが、


私は、仕事を覚えるのに疲れ切り、
国王は、仕事を覚えさせるのに疲れ切り、


診療が終了した後は、クタクタでした。


なので、唯一の手抜き。
それは、仕事が終わった後の外食でした。


焼き鳥、お寿司、ウナギ、ラーメン・・・。


上げ膳据え膳で、お腹一杯になって、家路につくという毎日。


しかし、楽しんでばかりもいられませんでした。


お金がかかりすぎる。(゚_゚;)


からです。


結婚前と前任地で積み上げたローンが、まだ残ったままなのでした。


そんなある日、夜8時過ぎに仕事が終わり、買い物をしようとスーパーに
寄った時のことです。


この時間にしては、客が多すぎる。


そうなのです。
閉店間際に、次々に人が集まってきておりました。


不審に思いながら、お総菜売り場に行くと、その場所だけが、まるで
バーゲンセール会場みたく、人が群がってました。


なんだなんだなんだ!


国王と一緒に走り寄ると、何と、全ての品に 半額 のシールが貼られて
たのでした。


あっと言う間に商品はなくなり、辛うじて残っていた白飯を手に取る国王の
目は、


明日からはこれだ。


と語っておりました。


実は、スーパーは、国王の大好きな場所でした。


一緒に入っても、必ず《マイかご》を持ちます。


そして、自分の好きなものをサッサと買った後、私が買い物を続けている間、
陳列棚を観てまわります。


珍しい品や、1000円を越える商品を見つけると、黙って私のカゴへ
入れるので、レジで慌てることもしばしばですが・・・。


で、何度か通うウチに、周りを観察しながら、


① シールが貼られるベストタイムで到着する方法。
③ 早くにつきすぎた時の時の過ごし方。
④ いち早く、お目当ての品を手に入れる方法。


を、学ばせていただきました。


スーパーには、本当にお世話になりました。


今でも時々、遅い時間に買い物に行くと、国王は、とても自然に、
とても上手に、買い物をしています。


あの時に身についた《術》は、今でもまだ体が覚えている証拠です。


《喜び》で身についたモノは、一生モンだからな。


私は、とても真剣だったのですが。(ローンのおかげで・・)


 


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