皇太后の実権

時折国王の実家に出向き、皇太后のお買い物のお手伝いをしております。


昨年体調を崩され、足腰が少し弱っていることもありますが、この夏は
暑くて、外出もままならないようでしたので、週1で通っておりました。

今では杖をつきながらですが、少しずつ歩けるようになりました。


迷惑かけないようにしないとね。


毅然としておられます。


ところで、昨日は、国王と二人で訪ねました。
お盆以来です。
なので、三人でお買い物に出かけることになりました。


念のため、駐車場まで皇太后の後ろを歩きます。


ドアを開けますね。


私と出かけるときはいつも、シートベルトが面倒だと、後部座席に座られる
皇太后です。
なので、皇太后を追い越し、後方へ回り込もうとしたその時でした。
皇太后が、即座に助手席のドアに手をかけられたのです。


あっ!? 助手席に座るんですね。(気のせいか、文字も色あせました。)


くちパクで国王に尋ねたところ、国王が、微妙な雰囲気で頷きました。


ランクルは座席が高いので、乗り降りが大変です。


ちょっと、手伝って。


国王の気遣いも何のその。
必死で助手席に座らんとするそのお姿を拝見しながら、私は
昔を思い出しておりました。


そう言えば、ソアラ様の時はもっとあらわ 明瞭 でした。


国王が助手席を倒して待っていると(2ドアなので)いつも私が後ろに
乗り込むまで、不動の姿勢でドアの脇に立っている皇太后でした。


国王の隣は、皇太后の優先席。


皇太后の実権は、未だ健在です。

人の生死に関わるようなことでなければ、


こだわらない。
逆らわない。
争わない。


平和を保つ秘訣です。
注:現在、皇太后と私は仲良しです。


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