断捨離

我家の間取りは、広い2LDKです。


家を建てるとき、病院にお金をかけすぎましたので、2階の自宅にはあまり
手をかけておりません。


それに、開業時はまだ子供がいませんでしたので、二人には広すぎるリビングと
台所、そして、寝室だけで充分でした。


家具も少なく寂しすぎるので、実家のピアノを譲り受けて運んで頂いた
 ほどでした。


ところが・・・


マイソファを購入した辺りから、国王の《陣地》が発生し始めました。


ソファの半径1メートルくらいに、本や書類が積まれはじめ、じわじわとその
範囲を広げてまいります。


気がつけば、リビング全体が、国王色に染められておりました。
(言葉は美しいですが、実情はすさまじいものです)


本、ラジカセ、カメラ、運動グッズ、パソコン、書類、脱いだ服、
そして、なぜか時々顕微鏡。


段々と床が見えなくなり始め、仕事の合間に片付けますが、追いつきません


ブタ小屋みたいですね。


私が言うと、


そうだな。ブタが住んでるんだから、“みたい”・・・はいらないな


恥ずかしながら、そんな感じでした。


朝片付けても夜には元の木阿弥・・・しかも、国王の所有物は増える一方。


個室が必要ですね


そこで思い切って、寝室を国王専用の部屋にすることにいたしました。


以後、リビングに物を持ってきても、用事が終われば《国王の部屋》へ
移動する。
この繰り返しで、リビングはほぼ平和になりました。


その代償として、被害は《国王の部屋》へ移動いたしましたが。(-.-)

寝室の奥がクローゼットになってますので、時折王の部屋を訪問いたしますが、
足を踏み入れるのには勇気が必要です。
クローゼットまで、直行できません。


この中にいると、気分がわるくなりませんか?


遠回しに警告いたしますが、国王は意に介しませんでした。


ところが先日、診療が終わる頃、外に出てみると、自宅の裏に大量の
段ボールが出されておりました。


アレはなんですか?


と国王に尋ねましたら、


院長室の物資だ。


とのこと。


次々にしまい込んでいた本や書類、怪しげな計器などなど、全て運び出されて
おりました。


急に思い立った


と言っておりましたが、出された本をながめていると、その原因がわかりました。


私は生まれて初めて、本にはびこるカビを見ましたが、その臭いには、さすがの
国王も、耐えられなかったようでした。
何しろ、目測だけでも300冊はありましたので。(-.-)


 昨日は資源ゴミの日でした。


出された本をひもでくくり、二人で収拾場所まで運びましたが、
途中、出勤してきたスタッフにもお手伝いいただき、ほぼ10往復で終了。


持って行ってくれますかね・・・


ドキドキしながら様子見をしてましたが、午後には収集車が一切合切
 持っていってくださいました。


次は寝室だ。

待ち望んでいた言葉です。


国王、やるときはやるのですが、飽きるのが早いので、この勢いを止めない
ようにしなければなりません。


どんどん捨てましょう。p(^^)q


エールを送りましたが、


君も捨てるモノがあるだろ。


やぶ蛇でした。


私も、物持ちが良すぎるところがございます。
 国王の思いきりの良さに便乗して、少しずつはじめましたが、停滞気味です。


どんな基準で捨ててますか?


と聞いて見ました。


ときめかないものは捨てろ。


どこかで聞いたことのある言葉ですが、その瞬間、ハタと二人の目がぶつかり
 あいました。
10秒ほど見つめ合った後で、国王が言いました。


ちっ・・・オレは捨てるなよ。


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