外泊

テレビの音が聞こえない朝。
話しかけられることもありません。
後ろから目隠しをされ、突然


だ~れだ!!!


とか言われることもありません。


ごはんごはんごはんごはんごはん・・・・


と、追い立てられることもありません。


コツコツとマイペースで凡事を片付け、静かな時間を楽しみました。

ここだけの話ですが、


国王がいないと、大層な開放感。


しかも、休診中ですから、電話も鳴りません。


一泊のセミナーですが、国王が2日間も家を空けるということは、結婚以来
初めてのことでした。
静かな時間が、これほど心地よいと言うことを、ここ数年忘れていたように
思います。


実に、充実した2日間でした。


さて、行ったら戻ってくるのは当たり前ですが、少々残念な気持ちを
抱きつつ、国王を空港までお迎えに行きました。


お帰りなさい。


出発時と同じ量の手荷物であるのが気になりつつも、
きっと、
必ず、
絶対に、
何かあるはず・・・という期待を胸に、待っておりました。


しかし、家についても何も出てきませんでしたので、単刀直入に聞いてみました。


お土産はないのですか?

ないっ!


即答でしたが、無言のままの私を見て、何か危ういものを感じたのかも
しれません。


あったあったあったあった。


国王がキャリーから取り出したのは、使い捨てスリッパでした。


(-.-)


画期的だ。


国王、感心しておりましたが、意外と世間を知りません。
外泊など、しませんから・・・。(-.-)

なので、老婆心ながら、伝えました。


病院ではつかえませんよ。念のため。

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