なぜ怒る?

休日の前日には、決まって聞かれておりました。


明日は何かあるのか?


答えようによっては、大惨事になるので、慎重に言葉を選ばなけれは
なりませんでした。


例えば、私が一人で出かける用事があると、


1.ダメだ。許さん。 (完全否定)


2.・・・。 (無言の抵抗)


3.夜ごはんを外で奢ってくれるなら、許す。 (条件付き)


4.休みの日くらい、一緒にいろっ・・・  (泣き落とし)


反応は様々ですが、機嫌が悪くなることに変わりはありませんでした。


最近は、仕事で疲れがたまっているせいか、ゆっくり過ごしたいという
気持ちが優先して、一人でお留守番もやむなしという、寛容さが出て
まいりました。


しかし、機嫌が悪くなることに変わりはありません。
昨日は、私が出かける前に、


駅まで送ってやる。


と、人を喜ばせておきながら、


忙しければ、いいですけど。


という一言が、逆鱗に触れてしまいました。


送ってほしくないのかっ!! 好きにしろ!!!


という結果に。(-.-)


この何とも言えない空しいやり取りを、もう何年も続けていることに、
少し飽きてまいりました。


なぜ国王は、そんなに怒るのか・・?




自宅に戻り、人心地着いた頃、久しぶりに王女から電話がありました。


ジャージがもう、限界。新しいの買ってほしい。


話は一瞬で終わりましたから、ここぞとばかり、王女に尋ねてみました。


なぜあんなに怒るんだろうね。


王女、即答でした。


きまってるじゃん。
寂しさの裏返しなんだよね。


子供の成長は、本当に目に見えて早いものです。


怒られて、押入れの中に立てこもって泣いていた娘も、このような
話をするようになったのだなあと、感慨深げに電話を切った後に、はじめて
気づきました。

不在着信が13件も入ってました。


慌てて開いてみると、


国王
国王
国王
国王




自宅を出発してから、ずっと続いておりました。


王女の見解は正しいのでしょう。
しかし・・・・


何か急用でした?


と聞きましたら、


別にない。


とのこと。


何のために、かけ続けたのか・・・?


背筋がひんやり・・・秋の夜のことでした。

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