しっと・・・?

高校の入学式が終わり、しばらく音信不通だった王女から、電話がかかって

きた時のことです。
オリエンテーションも終わり、やっと落ち着いたようで、「クラスがきまった」
との連絡でした。
クラスというのは、英語と数学のクラス。
この二教科のみ、成績順に四クラスに分かれるのです。
「何クラスだと思う?」と、ものすご~く暗~い声なのですが、これは、イイシラセのパターンなのです。
本当に、なんとわかりやすい娘なんだろうと思います(-.-)
ただ、本人には気づいていないふりをしないといけません。
「そうねえ。前と同じ。」
「ブー」
「一つ上がった?」
「ブッブー」
「じゃあ、トップクラス!」「ブブブー」
急いでても焦らず、正味一分くらい付き合った後、「一つ上でしょ」と言うと、
「あたりぃ!なんでわかったあ?」と、超ルンルンの声がかえってきました。 
「もうぉぉぉぉ~うれしい!」と叫ぶので、力いっぱいほめまくります。
「すごぉぉぉ~い。ばんざ~い!!」
そして、このあたりで、国王の視線が痛く突き刺ささってくるので、
「ねえ。国王にも電話してあげて。」
と、私が言うや否や、国王が、テーブルに置いたスマホを、おもむろに手に取る気配を感じます。
王女との会話を、ず~っと耳をそばだてて聞いてた証拠です。
本当に、わかりやすい(-.-)
「いや~面倒だから、伝えといて」
という王女を説得するために、何かを取りに行くふりをして、場所を移動しながら、小さい声で、「今スマホ握りしめてるから・・待ってるから・・・早く!」と伝えます。
で、やっと王女も、「わかった」と言って、電話をきりました。
その直後、国王の電話がなり、一件落着です。でも、電話が終わると、
「なんで王妃が先なんだ!」
と、荒れる国王・・・本当に疲れます。


×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。