瞬間湯沸かし器

カーッとなったら、見境がつかなくなるから、覚悟しておいてくれ


ストーカー + 瞬間湯沸かし器


よくないということは、分かってるのでしょうが、自分でコントロール

出来ないからといって、人に害を及ぼすのは、どうかと思いました。


しかも、国王の「沸点」は、あまりにも低く、こんな事で?と思うような

レベルで、人が変わったように怒鳴り始めるのでした。


当時の対策としては、とにかく、第一声の直後に、部屋中の窓を閉めるとか、

割れ物を極力置かないという、対症療法しかありませんでした。


しかし、アパートですから、完璧に音を封印することは不可能ですし、

破壊行動は、止められませんでした。


お気に入りの、ピンクの洗濯機は、国王の「蹴り」で、真ん中あたりが

窪んでしまいました。


ガラスコップやコーヒーカップは、次々と割れ、ロマンチックな

ルームライトは、瀕死の状態。

しばらくは、かろうじて点いていましたが、まもなく息絶えました。


時間が判明する時計は、もはや無くなり、陶器でできた猫の置物も、廃棄処分

となってしまいました。


しかし、

犬の貯金箱だけは、なぜかずっと、無傷でした。


実は国王。

何よりの犬好きだったのです。


国王と私と犬が、船に乗っていて、誰か船から降りないと沈没すると言われたら、

迷わず私を降ろすと言ってました。


私は「犬」以下なのですか(-.-)


と訴えたら、


犬だけは降ろせない。でも、自分はカナヅチで泳げないのだ。


と白状しました。


たとえ話に過ぎないのだと、自分に言い聞かせてたのですが、あまりにも

リアルな話しに、つい、口を突いて出たのです。


スイミングスクールに通わせてください・・・。


果たして、

翌月から、車で30分ほどの場所にある、スクールへ通わせて

もらえるようになりました( ´艸`)


往復1時間。スクール1時間。

思いがけない❝気晴らし時間❞をゲット出来たことは、うれしい誤算でした。













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