携帯電話

国王が初めて携帯を手にしたのは、5年ほど前。


オレには必要ない


そう言ってはおりましたが、掛ける相手(お友達)がいなかった
だけなのだと思います。


結婚以来、別行動を許されなかった、妻・・兼・・(唯一の)話し相手で
あった私です。


たまに、外出先ではぐれてしまっても、


念力で見つけるから大丈夫だ。オレは、超能力まではいかないが、
チョイ能力があるんだ。


と、言い張ってましたので。(-.-)


私の方はといえば、早くから利用しておりました。
校の役員などをしてましたので、持っていないと不便です。


しかし、王女が寮に入ることになれば、話しは別でした。


1000キロ越えでは、チョイ能力にも限界があるようでして・・・。


電話とメールが出来ればいいんだ。


と言うので、それならと、私のお古を使って頂くことにしました。


そろそろ、新しい機種に変えたい頃でしたし、国王に見せましたら、


それでいい


と言いいましたので。


ピンクのガラケー


国王の手に、すっぽりと入るサイズです。


受付の方の、『本当によろしいんですか?ヾ(‥;)』


という無言の圧力を背中に感じながらお店をでると、早速アドレス登録を
いたしました。


あ・・い・・・う・・・え・・・おっ
王女、王妃だな。
(注:当時はまだ国王の自覚はありませんが、便宜上この呼び名で失礼します)


できた!!と喜んだものの、何だか寂しいと思ったのでしょう。


私の携帯アドレスから、私の実母、実妹、義弟の番号を探し出し、登録
しておりました。


その後、数年でスマホの魅力にはまり、今ではスマホと一体の国王です。
登録アドレスも、数十倍になっているのではないかと思います。


《スマップ解散した》


今では、目の前に座っていながら、メールが届きます。
私はと言えば、


《冷蔵庫に、ハンバーグあります》


外出するのが危ういと感じる時に、事後承諾でメールを送ります。

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