侵入者
選挙まっただ中です。
国王は、政治が大好き。テレビにかじりついてるので、
そんなに好きなら、立候補されたらどうですか?
と言ってみました。
うんともすんともいわないので、その気はないのか・・・と思ってましたら、
この名で出馬するというのはどうだ!
と、B5用紙に「上田国男」と書いて、私に見せました。
うえだくにお?
違う! 「あがるたこくお」だ!!
(-.-)
国の男。最高だな。
(-.-)
そういえば昔、『尖閣諸島は誰もいないから、攻めてくることは無い』などと、
馬鹿なことを言う幹事長もいたが・・・。
そうでしたね(´。`)
国王に賛成!という感じで、いい雰囲気をつくったつもりでした。
ところが、
君もたいして変わらず、馬鹿だったじゃないか。
と言われ、失礼な (`へ´) と思いましたが、そういえば・・・・
と、思い出しました。
実は私、結婚するまで、ドアに鍵を掛ける習慣がありませんでした。
私の実家はさほど都会ではなく、一軒家ですし、ちょっとお買い物に行くだけ
でしたら、窓も開けっ放しで出かけたりしてました。
なので、全く頓着無かったのです。
ところがある日、いつも通り施錠せず、買い物に出かけてしまった時のことです。
玄関を開けると、廊下を這うように、一枚の紙が目の前までやってきました。
ふと奥に目をやると、散乱した紙、紙、紙・・・。
パタパタ・・・という音で、カーテンが揺れているのだとわかりました。
急いで中に入ると、案の定、居間の窓が全開になってます。
雨が降るといけないので、窓は閉めて出かけたつもりでした。
なのに、そこから入り込む風で、国王の机に積み上げていた計算用紙や
問題用紙が、ほぼ全て、床や畳の上を這い回ってました。
怒られる (゜_゜;)
それしか頭にありませんでした。
・・・とその時、電話がなりました。
国王かも・・・!と、ドキドキしながら受話器を取ると、ロミさんの声が
耳に飛び込んできました。
ローラさ~ん、帰ったあ? 誰もいなかったから、勝手に入ったよ~。
机の上の “お品” 、臭うから、窓開けてる~(*^_^*)
ふと見ると、整頓された(←ここ重要)私の机に、てんこ盛りのお漬け物が
置いてあったのでした。
ぬか漬けバージョンでした。
「それ」に気づいた途端、なんとも言えない懐かしい香りが、鼻をくすぐりました。
でも・・・
《誰もいないと勝手に入られる。そして、国王に責め(攻め)られる》
以来私は、出かける時は常に鍵を閉めるようになりました。
しかし・・・
国王は、常に解放されている自宅に慣れていた為、鍵を持って出る習慣が
ありませんでした。
そのため、3度ほど閉め出されたことがある・・・と記憶しております。
どちらにしても結果は、怒られてた・・・と記憶しております。