意外な事実 ②

市街へ出るまでに、山を越えなければなりませんでしたが、

その途中にあるトンネルが、恐怖の体験でした。


路側帯がないのです。


すぐそばを、トラックが通り過ぎ、通り過ぎ、通り過ぎ・・・トンネルを

抜けた時、二人の顔はすすだらけでした。


こんな思いでまでして、まだ前進していけたのは、楽しみがあったからです。


例のレストランでランチしよう。


帰省した時、一度だけ立ち寄ったレストランでしたが、国王は、あたたかい

雰囲気がとても気に入って、また行きたいと思っていたのでした。


しかし・・・


たどり着いた時は、ランチの時間をとっくに過ぎ、夕方の開店は、3時間後

となってました。


意外とかかるもんだな。


当然でした。


この時点で、日帰りどころが、その日に到着できるかどうかもわからないことは

明白でした。


徐々に日が落ちて行く中、トラックが行き交う車道を通るのは恐ろしく、ようやく

歩道のある道路が出現し始めましたので、私達は人気の無いのをいいことに、

ひたすら歩道を上っていきました。


そして、やっと下り坂にさしかかった時です。


おっ!下りだ!


叫ぶと当時に、国王の姿はあっという間に見えなくなりました。


私は、馴れないマウンテンバイクでスピードを出すのが怖かったので、

ブレーキをかけながら、ゆっくりと下っていきました。


おいて行かれようが、行く先は同じだから大丈夫だと自分に言い聞かせ

ながら。(-.-)


その時です。

左にカーブしている歩道に、ハンドル操作がついていかず、右に寄りすぎた

私は、気づいたら、自転車ごと歩道から車道に投げ出されたのでした。


あまりの痛さに、しばらくは、自転車とともに道路に横たわってました。


国王は遙か先でしょうから、呼んでも無駄だと思いました。

ゆっくりと起き上がり、私は道路に打ちつけた膝をさすりました。


ジーンズの膝が、ぱっくりと破れてました。


無謀なチャレンジについてきたことを後悔しながら、私は仕方なく、自転車を

押して、歩いて下ることにしました。

カーブが怖かったので(-.-)


とぼとぼ歩いていると、背後から、絶妙なタイミングで救急車がやって

きました。

試しに大手を振ってみましたが、気づかれるはずも無く、あっという間に

通り過ぎて行きました。


私はすでに・・・開き直りの境地でした。(-.-)


                      to be continued・・・




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