意外な事実 ③

しばらく歩いた後、傾斜が緩やかになってきたので、ソロソロと、

自転車に乗って前進しかけた時、前方に人かげが見えました。


おっ!きたきた。


国王 が余裕の表情で待っててくれました。


救急車が通ったから、もしかして事故ったんじゃないかと思って待ってた。


待ってただけ?と考えるべきか、待ってただけでもヨシと考えるべきか。


けんかを売ってる場合ではないと思いましたので、事実だけを客観的に

述べてみました。


歩道から落ちた直後に車が通ってたら、危ないところでした (-.-)


私の話を聞いた国王は、


闇夜のカラスだからな。


と言って、胸をなで下ろしましたが、一言余計です。


薄暗がりの道路では、倒れていても運転手には全く気づかれない

くらい、私が色黒であるということを言いたかったのでした。


それでも、市街まで、私に合わせてゆっくりと進んでくれました。

一応・・・。


そして、ようやく街の明かりが見えてきた時、国王の背中には

陰りが見えてまいりました。


どこか泊まろう。


へとへとに疲れているのは一目瞭然でしたし、何よりも、目的地まで、

まだ半分というところでした


温泉センターがありましたよね。


ホテルや旅館の宿泊費を考えると、背に腹はかえられません。

車で通る時に見た記憶がありましたので、そのまま直行しました。


ここ、ここ!

 

ホッとして、駐車場に自転車を止め、入り口から入ると、宿泊客は

殆どおらず、またまたホッとしました。


受付を済ませると、かなり派手な柄の甚平とムームーを渡されました。


これを着るんですね。


ため息が出そうでしたが、自分の弱き心と闘ってる暇などありませんでした。

疲れすぎて・・(-.-)


左右に分かれてお湯につかり、私は、ムームー姿で《女》と表記された

部屋へはいりました。


有り難いことに、私一人、貸し切りでした。


出入り自由なので、入り口から死角になってる場所にマットレスを

敷き、横になった後は、すぐに意識を失ってました。


・・・(-_-)zzz(-_-)zzz(-_-)zzz・・・・


ところで・・・。


翌朝、目覚めた時、隣に誰か寝てる!と気づいた時には、心臓が止まり

そうでした。


覗いたら誰もいなかったから、勝手に入った <(^^^)>


国王だと分かった後も、心臓がバクバクの私なのでした・・・。


                   to be continued・・・







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