納涼企画 

暑い日が続いております。


1年前の夏を思い出し、皆様にも、涼んでいただこうと思いたちました。


お盆前の休日。
私は、知人たちと午後に会う約束をしておりました。


一人で出かけるのかっ!(このオレを置いて)


という国王と折り合いを付けるため、夕方頃に待ち合わせて、食事をする
約束をいたしました。


思う存分話した後に、国王へ電話をし、食事場所で待ち合わせれば、
時間のロスも少ないと、勝手に目論んでおりました。


ところが、出かけてすぐに、携帯を忘れてしまったことに気づき、慌てて
公衆電話から自宅へ電話いたしました。


出かける前、ただでさえ機嫌が悪かった国王です。


ヘタに、怒りのスイッチを押してしまうと、強制送還される恐れがあるため、
国王のお気に入りのショッピングセンターで待ち合わせをすることにしました。


ドーナツショップで16時に。(゚_゚;)


ギリギリの時間まで話せるよう、15時にその場所へ移動し、
コーヒーを飲みながら待つことにしました。


しかし、そろそろ国王が現れる頃だと思ったその瞬間、


どういうことだっ!


という声と共に、携帯電話が目にもとまらぬ早さで飛んできました。


ガシャッ・・・・


一瞬、何が起こったのかわかりませんでしたが、気づけば、私の携帯が、
目の前を通り過ぎ、壁にぶつかった後、無残にも裏蓋が外れ、
横たわっていたのでした。
注:私の携帯は、ガラケーです。


店内に、緊張感が漂いました。


私は、知人たちに「ごめん・・・」(_人_)と手を合わせ、携帯を拾いに
走りました。


すると、その現場を目撃した小学生くらいの男の子が、慌てて裏蓋を拾い、
私に渡してくれました。


ありがとう。


と言って受け取りましたが、その子の目は凍りついてました。


ちゃんと店の外で待ってろ!
オレが来てるというのに、自分はコーヒーでおしゃべりかっ!
携帯まで持ってこさせて!
何なんだ!


言うだけ言い切ると、国王はそのまま去っていきました。


あの日、半径5メートル界隈に広がった《寒い》空気で、どれだけの方々に
涼んでいただけたのかは定かではありませんが、私は2ヶ月半ほど、その
ショッピングモールに立ち入ることができず、せめてもの償いに、
凍り付いた男の子が、悪夢にうなされませんようにと、祈るのみでした。(-.-)

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